【映画鑑賞】鋼の錬金術師(実写版)
コスプレ学芸会のレベルにがく然とした。
見終わってググってみて…2017年度ワースト5位とのこと。納得。
私は独自解釈による改変はある程度容認派なのだが、
原作漫画のファンと作者に対してジャンピング土下座が必要なレベルかも。
一体誰に向けて何を描きたかったのか。
突っ込みどころしか見当たらない中、見どころを敢えて探すなら、
・VFX
・ナイフが額に突き刺さった場面
・大泉洋の演技
・松雪泰子が良かった
・第五研究所の場所に関する謎解き
・賢者の石についての謎解き
といったところか。
以下、本当に素直な感想。
VFXが出しゃばりすぎ。
炎の出方に統一感が感じられない。
戦闘シーンは違和感しかない。喋ってる間にはよ動かんか。
軍人たちがいちいち感情溜めて固まりすぎ。ためらわず、きびきびぱっと動かんと。
腹を貫かれ重傷のはずが、痛みどこいった。表情につらさが混ざってない。
多数の猛獣たちに首筋を噛み切られ、全身生きたまま食われたらもっと暴れる。
謎解きサスペンス調のシーンはカット割りや編集など他作品に見劣りする。
軍服が軍人たちの動作の邪魔。新品すぎ。デザイン変えてたほうがよかったのでは。
射撃シーン…練習を十分に積んだとは言えない。
その状況でその感情で、その表情する?
戦闘後、そんな死体の散らばり方はしない。がやがやした感じがしない。
この作品の利用価値は、失敗した実写化の分析対象として…ではないだろうか。
※あくまで個人の主観です。